いまの標準は「全員がパスワードマネージャーを使う」です
パスワードマネージャー(パスワード管理機能)とは、パスワードを覚える代わりに端末やアプリへ安全に記憶させ、必要なときに自動入力してくれる仕組みです。長くて複雑なパスワードの自動生成もしてくれます。
一部の詳しい人の道具ではありません。人間が覚えられる数と長さのパスワードでは、いまの攻撃に対抗できないためです。どこか一つのサービスから漏れたパスワードは、他のサービスでも同じ組み合わせを機械的に試す攻撃(パスワードリスト攻撃)にすぐ使われます。あなたのパスワードが強いかどうかに関係なく、同じものを使っている場所すべてが危険になります。
覚えるのをやめれば、この問題は根本からなくなります。これはマモルグ推奨セキュリティ設定の第1項目です。
所要時間の目安:最初の設定と重要アカウント3つの登録で約20分。
特別なアプリは要りません
いつものスマホに標準で入っています。まず一つに決めて、そこだけを使います。
- iPhone: 設定内の「パスワード」(パスワードアプリ)
- Android・Chrome: Googleパスワードマネージャー
- 家族での共有や複数環境で使いたい場合は、実績のある専用サービスも選べます
始める順番
- 管理機能を守るメインアカウント(Apple AccountまたはGoogleアカウント)に、パスキーか二段階認証を設定する
- メインアカウントの復旧用メール・電話番号が最新か確認する
- メール、銀行・決済、SNSの順で、固有のパスワードを自動生成して保存し直す
- 別の端末から復旧できることを確認する
使い回しの片付け方
全部を一度に直す必要はありません。一日一つずつ、ログインしたついでに「自動生成して保存」で置き換えます。メール・銀行・決済・よく使うSNSの4〜5個が固有になれば、被害の大半は防げます。
マスターパスワード(管理機能を守る一つ分)を紙で控える場合は、端末と同じバッグに入れず、家の中の安全な場所に保管します。家族に復旧を託すなら、パスワードそのものではなく保管場所と緊急時の手順の共有をします。