声は、もう本人確認になりません
AIで人の声を数秒の音声から複製できる時代です。家族の声、警察や銀行の丁寧な口調、会社の上司らしい話し方——聞こえてくる声が本物かどうかは、確かめようがない前提で行動します。
それでも守れるのは、電話で「鍵」を渡さないという一線があるからです。
電話で絶対に教えないもの
- 認証コード(SMSやアプリに届く数桁の数字)
- パスワード・暗証番号
- カード番号や口座の情報
警察・銀行・携帯電話会社・大手サービスが、電話でこれらを尋ねることはありません。「本人確認のため」「不正利用を止めるため」と言われても同じです。それを尋ねてくる時点で、相手が誰を名乗っていても偽物です(マモルグ推奨セキュリティ設定の第6項目)。
手順
- コード・パスワード・暗証番号の話が出たら、「かけ直します」と言って切る(失礼ではありません)
- かけ直す番号は、相手が言った番号ではなく、カード裏面・公式アプリ・公式サイトで自分で調べる
- 家族を名乗る電話なら、いつもの電話番号やLINEなど別の経路で本人に確認する
- 迷ったら警察相談専用電話 #9110 へ
家族と決めておくと強いこと
「電話でお金やコードの話が出たら、一度切って、いつもの番号にかけ直す」を家族の約束にしておきます。声で判断しない、と先に決めておくことが、AI音声へのいちばんの備えです。
すでに伝えてしまったら
- 認証コードを教えた → コードを教えてしまったときの手順
- パスワードを伝えた → 別の安全な端末からすぐ変更し、乗っ取り対応の手順を確認
- 口座から知らない送金がある → ネットバンキング不正送金への対応
- お金を振り込むよう言われた・振り込んだ(コードやパスワードの話はない)→ この場合は警察相談専用電話 #9110 と金融機関への連絡が最優先です